2020年セミナー開催風景 DAY4~5

IoTイノベーションチャレンジ2020 教育プログラム

IoTイノベーションチャレンジ2020は計五日間のスケジュールにて、全セミナーをオンラインにて実施し、後日オンデマンド配信をしました。

9/4(金) セミナーDay4

9:50-11:05
「AIのビジネス活用とAI活用を推進できる人材に」
今西航平 氏株式会社キカガク 取締役副社長)

今西様によるセミナーの様子

AIへの活用推進が多くの企業で始まっている昨今、AIをどのようにビジネスに適用していくか、そもそもAIの技術進展はどのような状況にあるのかを紹介。AIプロジェクトの一連の流れや実際に進めていく上での注意点、よくある勘違いについて学ぶことで、AIをビジネスに活用してく上で必要な考えの獲得を目指す。
11:15-12:30
「Society 5.0における法的責任のすがた」
稻谷龍彦 氏(京都大学大学院法学研究科 准教授)

稲谷先生によるセミナーの様子

サイバー空間とリアル空間とが融合するSociety 5.0においては、ローカルとグローバルの垣根が消失することに伴い、社会状況の流動化・人々の価値観の多様化が一層進み、また規制当局と非規制対象との情報ギャップも拡張することが予想される。その結果として、経済産業省『Governance Innovation』報告書でも提言されているように、従来型の官主導のハザード・ベースの規制から、官民が協働したリスク・マネジメントへと規制手法が変容し、それに伴って法的責任の発生根拠やその態様にも変化が生じることが予想される。本セミナーでは、以上のような問題意識に基づき、Society 5.0における新しい法的責任のすがたを検討する。
13:30-14:45
「提供価値と開発コストを勘案した高度なリリース戦略と利用時データの活用によるフィードバック」
森崎修司 氏(名古屋大学大学院 情報学研究科 准教授)

森崎先生によるセミナーの様子

アジャイル開発をはじめとして繰返し型開発によるソフトウェア開発が広まっています。そのメリットは、フィードバックを受けながら利用者にとって魅力のある機能からリリースしたり探索的に魅力のある機能を見つけたりできることです。本セミナーでは、なぜリリース戦略が重要かを説明し、その概略、機能分解と提供価値と開発コストの見積り方法を紹介し、リリース戦略につながるフィードバックを得る方策を紹介します。
15:00-16:15
「VUCAの時代におけるクリエイティブリーダシップとウェルビーイング」
増田睦子​ 氏(一般社団法人 行政情報システム研究所 調査普及部 研究員)

増田様によるセミナーの様子

COVID-19がもたらした社会の変化は期せずして私たちの暮らしや価値観を大きく変えることになりました。
特に危機的状況下や変化の渦中において、デジタル技術がもたらす社会課題へのコミットはクリエイティブかつ人間中心的思考を持つリーダーシップの元で強くその効果を発揮します。
本講義ではアフターコロナを見据え、予測不可能なVUCA時代におけるクリエイティブリーダーシップと人間中心を考える上での一つの指針となる「ウェルビーイング」の基礎を解説します。
なお、セッション内では個人でのスモールワークを行います。

9/9(水) セミナーDay5

9:50-11:05
「IoTビジネスで気にすべきセキュリティ&プライバシ対策”技術”」
竹森敬祐 氏(DNV GLビジネス・アシュアランス・ジャパン株式会社 プリンシパル)

SDGS解決のIoTビジネスを実態に立ちあげることになると、サイバー攻撃やプライバシ侵害のリスクと対峙することになる。IoTビジネスの基盤に、セキュリティ・バイ・デザイン、プライバシ・バイ・デザインありきの考え方を学び、計画の初期段階からリスクを鑑みたビジネス設計を身に付けて頂く。
11:15-12:30
「IoTエコシステムの将来像」
立本博文 氏(筑波大学大学院 ビジネス科学研究科 教授)

立本先生によるセミナーの様子

IoTデバイスの開発・製造・販売だけを考えると、IoTビジネスの本質から乖離する危険性がある。IoTビジネスの本質は、データである。IoTビジネスではユーザの目的を達成しようとすると、必ずデータが発生し、データを介して第三者企業とも関係してしまう。この時、データの範囲で自社のビジネスの位置づけを考えることが必要となる。
本講義ではIoTビジネスモデルについてマクロ的な視点から説明を行う。
13:30-14:45
IoT時代のビジネスは、”モデル”で考えよう!
渡辺博之 氏(一般社団法人 組込みシステム技術協会(JASA)理事、ET事業本部長/株式会社エクスモーション 代表取締役)

渡辺様によるセミナーの様子

IoT時代のビジネスは、その範囲が広く、利害関係者が多く、内容(技術、マネタイズ)が複雑という特徴があり、その検討段階において、「モデル」により”可視化”して議論することはとても有効です。
本セミナーでは、新しいビジネスを検討する段階で「モデル」を使って可視化・整理することの有用性について、実際のIoTサービスに対して作成したモデルを使いながら紹介します。また、さまざまな「モデル」の強みや特徴を考慮した上で、それらをどのように使い分けるかについても言及します。
15:00-16:15
「利用時品質の高いプレゼンテーション〜伝えたいことが伝わるための10の秘訣」
鈴木啓高​ 氏(エスディーテック株式会社 取締役副社長 CTO)

鈴木様によるセミナーの様子

仲間集めや売り込み等、様々な目的でプレゼンテーションを行う機会があります。あらゆるプレゼンテーションで一番大事なのは利用時品質であり、製品開発と同様に常にユーザ(プレゼンテーションの聴衆)が主役です。
本セッションではスライドに加えて、言葉、しぐさ、視線、声といった様々なツールを駆使することでいかにしてプレゼンテーションの利用時品質を向上し、各自の目的を達成するかを解説します。

 

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