今回は、ファイナリスト8チームの中から特別賞を含めて4チームが表彰されました。
順位は以下の通りです。
  • 優勝:BULL (大旺工業株式会社) 取材記事はこちら
  • 準優勝:CimAsoC (株式会社シーエーシー) 取材記事はこちら
  • 3位:松野谷 石角 (株式会社クロスキャット)
  • 審査員特別賞:Chelsy (株式会社エクスモーション)
  • JASA特別賞:BULL (大旺工業株式会社)
【BULL】の「Hello World 視覚障害者が困らない世界を作る」は、盲導犬に代わる斬新なアイデアに感心しました。日本だけでなく世界でも通用するアイデアで、実用化した後の広がりを感じることができました。
【CimAsoC】の「eスポーツで差別をなくす!Agel World(アゲルワールド)」はeスポーツの可能性を改めて気づかせてくれるアイデアでした。障がい者も活躍する場を作ることで、障がい者への偏見や差別のない世の中を目指すという素晴らしい発想だと思います。
【松野谷 石角】の「呼吸で健康診断 呼気測定器付きマスクフレーム」は、いま当たり前のように身に着けるようになったマスクについて、捉え方が変わるような新しい提案でした。呼気と病気との関連性について医学的な裏付けもあり、実効性のあるソリューションだと感じます。
【Chelsy】の「誰もが参加できるSDGsへ SDGsコンシェルジュ」は、テーマであるSDGsへの着眼点に驚いた提案でした。Z世代をターゲットにしてゲーミフィケーションを取り入れ、発信してもらうことで広げるという展開も素晴らしいと思います。
表彰式では、各チームが受賞の思いを述べました。
お揃いのユニフォームを作って臨んだ【BULL】は、優勝とJASA特別賞のダブル受賞。「むちゃくちゃ嬉しいです!」と一言。【CimAsoC】は、「毎日日付が変わるまでがんばった甲斐がありました。アドバイスを活かしていきたいと思います」と述べました。【松野谷 石角】は、「まさか3位をいただけるとは思っていなかったので驚きました。もっと深掘りして、より良いものにしていきたいです」とコメント。【Chelsy】は、「正直言って悔しいです。レベルが高い大会だなと思います」と語りました。
最後に、審査委員長の白坂教授から総評がありました。
「どのチームも今までで最高のプレゼンテーションで、我々もとても勉強になりました。今日で終わりではなく、ぜひ引き続きブラッシュアップしていってください。順位にかかわらず、どのチームもさらにもっと良くなるはずです。アイデアで終わっていたら何も起きません。社会に実装して世の中の課題解決につなげることが重要です。来年もぜひ参加して、成長を続けてほしいと思います。」
今年はダブル受賞も飛び出し、サプライズなコンテストになりました。ファイナリスト8チームの社会課題解決に向けた情熱に、IoT活用の大きな可能性を感じることができました。どのチームも業務の合間をぬって、真剣に取り組んできた様子に感動を覚えます。アイデアにとどまらず、社会実装されて世の中にリリースされることを期待しています!
文/真紀

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